No photo No Life!

日常的な雑記置き場。

【京都ひとり旅】世界遺産 東寺を堪能した話。

さてはて、2月19日京都ひとり旅3日目(最終日)の話を今頃します。実はまだ続いてた。


こんばんは、雨李です。


なんとなーく早いようで色々回ったから充実した3日目だったんだけども、3日目、結構余っちゃったんですよね(笑)時間が。

ので、のんびりと回りました。


朝一は、まず東寺へ。
東寺は、京都駅周辺にあるので、
初日や最終日の旅にはオススメな感じがします。

どこに行くにもそうだけど、のんびりゆっくり見るためには朝一が良いかと....昼過ぎたら一気にドカッと人が押し寄せてくるのが観光寺社or観光神社の恐ろしいところ....。
メインで見たい場所を朝一に打ち込むべき...と今回の旅の教訓でした。



そんなわけで朝8:30


東寺到着!!

www.toji.or.jp

東寺は、7歳くらいの時に来た記憶があります。
何で覚えてるかっていうと...この時京都奈良の家族旅行に行っていて奈良で鹿にぶっ飛ばされたという苦い思い出と共に...五重塔を見た事をぼんやり覚えていたりします。

が、いかんせん何処が何処だかわからないわけですよ。初めて来たに等しいわけなので、最初に行き着いた建物に近寄っていきまして

絵馬が四つ葉のクローバーだ!!可愛い!!
お焚き上げの後だったのかあんまり飾られておりませんでした。

建物の写真は撮っていなかった(撮ったような気がしてただけかも(^_^;))みたいで無いのだけど、食堂(じきどう)でした。


かつて本尊に些細なことも救済されている千手観音菩薩がいらしたそうで、"観音堂"とも呼ばれているんだって。

四国八十八ケ所巡礼や洛陽三十三所観音霊場などの納経所でもあるらしく巡礼に使われるようなアイテム(杖とか)や書籍が多数販売されておりました。

こちらには、現在は、十一面観音菩薩が御本尊としておられます。


写真撮影不可なので、画像ないですが綺麗な顔の観音様ですよ!

元々は千手観音菩薩が平安時代から本尊で、本尊の周りに四天王が守護していたそうです。が、昭和5年に"終い弘法市"で起こった火災で食堂が出火、ご本尊と共に四天王もこの火災で焼損したそうです。


千手観音菩薩、四天王は当時国宝(旧国宝※1)だったそうなんですが、この焼損により四天王は修復不能とみなされて国宝指定解除されてしまったようです。

千手観音菩薩は修復されてなんとか指定解除は免れていまは宝物館に安置されています。

※1.参照:Wiki"国宝" https://ja.m.wikipedia.org/wiki/国宝


と、まぁなんでこんなにグダグダと書いたかというと、この四天王、炭化しちゃってるんですけども崩壊を防ぐために平成5年から合成樹脂を流し込んで現存維持の為に硬化されていて、食堂の左手奥の片隅にいるんですよ!!!(昭和5年に焼損しているからかなりの年数かかってますね....)


まるで、隠れるように隅の方にいるんです。東寺に行ったら是非見てもらいたい。


薄暗い食堂内のさらに隅にいるので、この時2月だった事もあるのだけどヒンヤリしていて、小学生以来だから当然生まれてないわけで、実物なんて見た事ないから本来、東寺にいた四天王の姿がどんなだったのかわからないんだけど、見た瞬間に思わず


あっ!!

って、口の中で言ってしまった位。
腕が取れてしまっていたり全身が炭化してしまって真っ黒で痛々しく、中には恐怖を感じる人もいるかもしれないんだけど、これはね、見ておいた方が良い。



今の技術は大分進歩してきたと思う(けどおかしな事に今の技術では、当時のものを再現できないという不可思議な事もあったりするわけだけど)ので、いつか修復が完了して文化財指定の復活を願うばかりです。



さてはて、あまりの四天王像の迫力についつい食堂に長居しちゃって、急いで拝観受付で拝観料を支払っていざ拝観!!


スタンプを見つけるとチケットにポンって押すのは通常業務です(笑)


最初に講堂へ


◆立体曼荼羅◆

堂内で、ガイドさん(どこかのツアー客の方のね(笑))が、皆さんお忙しいので中々勢ぞろいすることが無いんですが...って言っていて面白かった(笑)

確かに、重文、国宝級の方々は、博物館や美術館に出張したりして年中大忙しだものね


ここでは、大日如来を中心に総勢21体(内15体が国宝)の仏像が安置されているのだけどこれがまた、


曼荼羅を仏像で立体的に配置して見せたらわかりやすいんじゃね?


と空海の独創的な考えから創り出されたものなんだそうです。

曼荼羅は、仏様の教えや世界観を我々にもわかりやすく視覚的に表現したもの...との事なんですが......


出典:東寺公式HP:http://www.toji.or.jp/mandala.shtml




・・・・・・・わかりやすい・・・とは?


残念なことに私にはさっぱりわかりませんでした....
中学の頃に歴史で習った程度ですよ。

空海と最澄が遣唐使として唐に渡って密教を伝えた〜だとか高野山に金剛峰寺を建てた〜だとか、尊称が弘法大師だとか....。

口からぴゅ〜っと阿弥陀が現れたという空海上人立像の写真とかね、教科書に載ってましたよね!
ちなみにその像は前日行った六波羅蜜寺が所蔵しているそうです。



解説(文字じゃなくて学芸員さんの説明付き)じゃないとまったくわからない世界;;;;

ので、講堂内に安置された仏像による立体曼荼羅についてはやはり曼荼羅としてはさっぱりではあったのだけど仏像としての造形の素晴らしさは凄まじいですよ!!!

いやはや、凄い迫力でした。
圧倒されます。


イケメン仏像で有名な帝釈天様も講堂におられますよ!仏像界でNo.1のイケメンなんだって(笑)

うん、確かにイイ男だ....とか思ったり(笑)
象に乗っておりました。




曼荼羅について調べていたら、曼荼羅メーカーとかいうのがあったのでやってみたら私の曼荼羅こんなんだってw

mandala.meekaa.net

悩んでんなぁオイwww

曼荼羅の事結局わからずじまいじゃねいか!!!



続いては金堂へ....

ここには、薬師如来がおります。
ここでもツアーの方々にガイドさんが言っていた事に聞き耳を立てる奴がここにあり(笑)

金堂に安置されている仏像は

  • 薬師如来(ご本尊)
  • 日光菩薩
  • 月光菩薩
  • 十二神将

ここは、総合病院なんですよ。って言っていました。

薬師如来は院長で、十二神将は専門医、日光菩薩は日勤の看護師長、月光菩薩は夜勤の看護師長なんだって!!


へぇぇ!!なるほど!!!何て思いながら観ておりました。

一人旅で、団体観光客がいたとしても退かずに聞き耳を立てるのも有りですね(シメシメ...ふふふ←)


そんなこんなで、オイシイ思いをしつつ
先ほどは遠巻きに見ていた五重塔を眺めに行く。


おおお!!the 京都!!!って感じがする。
新幹線で見えると京都だ〜ってよく思ってた!!
やっぱり、近くで見ると本当に大きな建造物だ!
普段は内部は非公開ですが、時々特別拝観があるみたいです(実は5月27日にも京都に行っていて、春の特別拝観見に行きたかったけど2日遅くてダメでした(´・ω・`;)無念)

この辺から..............あっ、人がいる.........

この辺?
うんんん!しっくりこない!!

もっと近づいちゃう?


首が痛い!!!


一休みしよう...フゥ〜.....
なんて思いながら、目の前にあったベンチに座ったら、



「やっと座りはったわねぇ...」

って笑いながらおばさんがやって来て

「いつ出そうかと思ってたんよ〜あなた嬉しそうに写真撮ってはるからぁ〜」

ってお茶を持って来たわけで(お茶売りさんでした)


⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄カァァァ


となったのは言うまでもなく(笑)

やばい、ニヤニヤしながら写真撮ってたかもしれない!!!!!

ほんのり梅の香りのするお茶でした。
ちょっと休憩。次回買いますんで今回はスンマセン;;

その後、またうろうろと参拝してきたわけですが、


なんだか虫歯の神様?歯の神様だったかな?
がいたんですよ。

知覚過敏になりませんように!!


毘沙門天も行きました。


オン ベイ シヤマンダヤ ソワカ....
多分毘沙門天の、真言。多分。


御影堂はやっぱり行かねばだよね!

ここは、中に入れます。
御守りとかも売っているんですけど、指輪のお守りとかあったり、結構健康関連の御守り多かったです。

総合病院な金堂もあるお寺ですしね!!


作家の司馬遼太郎は、京都に訪問した客人との待ち合わせは東寺の御影堂の前でだったんだそうで、そんな看板が建っていた...んだけど写真撮り忘れていたから文面は曖昧だったり(笑)


京都に訪ねてくる人に京都の寺を案内するのだが、約束の時に、

"東寺の御影堂の前で待ちましょう"

ということにしている〜的な感じのものだったと思います。

梅が綺麗だった!メジロがここにもいましたよ!




東寺の御朱印

食堂でいただけます。
合計9種類あるみたいです。

不動明王(秘仏)と薬師如来をいただく。


いやはや、8時半から来て東寺を後にするのは11時ちょっと前でした(笑)


見所いっぱい過ぎて...というか、御朱印をお願いしに行く時もまた四天王像見てしまいまして(^_^;)


京都行く時は定番かもしれませんが、見逃しがちなエリアもたくさんあるので是非ー!!
これだけ滞在してもまだ見逃してた箇所あるからね!!凄いお寺ですよ...東寺は!!!




東寺(教王護国寺)
住所:京都府京都市南区九条町1
TEL:075-691-3325
拝観料:大人500円
拝観時間:夏期(3月20日~9月19日)8:30~17:30、冬期:(9月20日~3月19日)8:30~16:30(受付は拝観終了の30分前)

アクセス
JR京都駅から徒歩約15分



次回→完結(やっとかよ!)

ヒグチユウコのコラボ商品はなぜこんなにも可愛いのか

ついつい、買ってしまうのである。
何ってヒグチユウコさんのコラボ商品である。




ちょっと前に買ったお道具箱。


筆ペンや付けペンに名刺に、作品用の竹印なんかがガサッと入っていたりします。

ごちゃごちゃw


ちっちゃいのは、お気に入りのマステなど!
わりと、気に入ったものを気に入った箱に入れておくってのをすれば、あれどこに入れたっけ?って忘れる事がないので余分にまた持ってるのに買うとかいうのが無くて良いねw



赤ずきんちゃんのクロッキー帳は、缶と一緒に買ったんだけど、めっちゃ可愛いですよ!!もったい無くて使えないwww

けど、使わないのはもっと勿体無い!!


と、言うことで....

モレスキンもだいぶ在庫(おい)が減って来たので今使ってるのを使い倒したら次は旅の記録はクロッキー帳に纏めるのも良いかもしれないなぁなんて思っていたり。


最近買っちまったのが、ウーパールーパーが可愛くてついこれを(笑)


また増えたww
クロッキーやろうかなぁ。
動きのある絵の練習もせんと...ねぇ。



Amazonで3冊セット売ってた!!
ががーん!これ買っとけば良かった!!!


ボチボチと使おうと思いますw


ではまた!!!

紫陽花!

梅雨ですねー!
この時期といえば、紫陽花ですね!近所に咲いてる紫陽花が綺麗だったから病院行きがてらパシャパシャと撮ってきましたよ!!

アパートの駐車場に咲いてる紫陽花!!
ここに咲いてる紫陽花は数年前に見つけたんですが、
一番好きだなぁ。なんか可愛いんですよねぇ。







紫陽花撮るのが楽しい季節。
あとちょっと。

ではまた!

【京都ひとり旅】建仁寺:双龍図&縁切り神社:安井金比羅宮

京都ひとり旅⑥続編(2月18日)


さてはて、長くなりましたが、建仁寺で欠かせない目玉は、こちらでは無いでしょうか。

法堂で展示公開されています。


双龍図です!
先程、舟出の障壁画で言葉が出なかったと言いましたが、そう言うのってなかなかないと思うんだよね、と、その時思ったことをそのまま書きましたが、その数10分後に同じことが起こるとは思いもよらず.....


あんぐり

と、口が開いたのは言うまでもありませんよ!!!
ただただ、ポカーンですよ。



ああ!もう寝転んで見ていたい!ずっと見ていたい!!そのまま警備員とかに引きづられて警察に連れて行かれてしまう。アカンヤツだ!!!※やってません。

この天井画を描かれた方は、小泉淳作氏です。
2002年に創建800年を記念して描かれたものなんだそうです。

畳108畳の大きさの絵。2年かけて製作されたんだって。一畳でもデカイと思ってしまうわたくし...絶対一生かけてもそんなデカイ絵は、書き上げられないよ(;ಥ;ω;ಥ;)


作者の小泉淳作さんは、残念ながら2012年に88歳で亡くなっているのですが、その10年前にこの双龍図を完成されています。

と、いうことは、76歳〜78歳の間に制作していた事になるなとそのパワフルさに震えた。

やれ体調が悪いだの腰が痛いだの言ってらんないなと。

出典:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/小泉淳作


圧巻の作品、久しく京都に行ってないなぁって方には是非、行ってみてほしい寺院です。


建仁寺の御朱印

ここで、1冊御朱印帳が埋まったのでした。


www.kenninji.jp




建仁寺 アクセス

京都府京都市東山区大和大路四条下ル四丁目小松町584


その後、再びお腹すいた事に気付き彷徨うと.....




ふぁー!見たことある!!!
これは!!!!縁切り神社でしょう?
安井金比羅宮にたどり着きました。

安井金比羅宮HP:http://www.yasui-konpiragu.or.jp



めっちゃ混んでました(外国人観光客で)

ご参拝はしましたが、流石に....これは潜れなかった。絵馬に...恐ろしい事が沢山書かれていてほんとこれは流石に...ゾッと.....


縁切り、縁結びの神社ですが
縁切りの率が高そうな...(;ಥ;ω;ಥ;)



あいつと縁を切りたい...という人は....行ってみてください....良縁すら断ち切られないよう.....に、ね。




寄り道し過ぎてヘロヘロしていたら、
ついにお昼にありつけた。



お店の名前を忘れてしまったのだけど....
ちょうど最後の1つのランチが残ってるよ!!
と、ランチタイムが終わった後だったんですけど食べさせてくれました。

あああありがとうございます。

なんだかチャキチャキした面白いママさんで、
これから私は犬の散歩なんよ〜!!

って言って笑っておりました(笑)


建仁寺行った時はまた、寄らせてもらいましょ。




続く。

【京都ひとり旅】建仁寺:障壁画 & 風神雷神図屏風(レプリカ)

ひとり旅2日目⑥(2月18日)

あああもうこの後凄まじい頻度で京都やら奈良やら東大阪やら行っていて追いつきません1記事に時間かけすぎている自分を呪いたい!!まだ2月の記事だよバーロー!!


こんばんは!雨李です。


お昼ご飯を食べて無かった....と思ってお食事処を探しながらウロウロしていたら.....


欲求を抑えきれなかった....行きたいと思っていたけど回りきれないかもだし、別の機会にしようと思っていた建仁寺が目の前にあってもう吸い込まれるように入って行くわけで(笑)

寄り道多過ぎな2日目の旅。
でも順調に事が運んでいるwww



禅居庵の境内に神社があるようだったので、先にそちらを参拝しに行きました。

看板がひっそりと立っていて、"禅居庵、摩利支尊天はこちら"って書かれていてきになるじゃ無い(笑)

ちょっとしたミニ迷路みたいで何だか着くまでが面白かったですよ。建仁寺に行った際は周りをよく見て看板を見つけてみて!!

※ミニ迷路は大袈裟すぎかもだけど(笑)

◆摩利支尊天堂◆

禅居庵HP:http://www.zenkyoan.jp

開運と勝利の神様で、亥年の守り神なんだそうです。

だからイノシシがいっぱいいるのか!!

絵馬もイノシシ!!
亥年の時に訪れたらご利益ありそうな予感?
本堂に撮影禁止マークが付いていたので、建物の撮影は控えておきました。

この神様、すごくユニークでイノシシの上に乗っているのですよ。

参照 Wiki:摩利支天 - Wikipedia


御朱印も!
半紙でいただけます。


さてはて、境内を再び散策を。


三門(文字は、4代・竹田黙雷 筆

やっぱり目が行くのはどうしても

こういうところに行ってしまうわけで......

これなんか見てよすごいよ!!!

もうこの日はずっと上を向いて歩いていて首が痛いのなんの!!!

法堂(ねん華堂)


一度、建築様式別に巡る旅とかしてみたいものだな....なんて!

また、いろんな友達に、もうさ!だから!!!そういうとこ!!!!!


と、言われる(笑)


そして、拝観料を支払いまして色々堪能しますよ〜〜!!(*´ㅂ`*)


午前中に参拝した青蓮院門跡でもテンションあがりましたが...

amelie43.hatenadiary.jp


建仁寺も凄い!!
現代絵師の方が奉納した襖絵が素晴らしかったんですよ。

「凪」


こちらの物はもう..もう、言葉では言い表せないよ。

目を瞠る青ですよ!!

向かい側を歩いている時に一瞬、ん?....と、立ち止まり、また下がって来て二度見した位。

そのあと真っ先にこの部屋に向かったんだけどさ、

目を瞠る絵って実は、そうそう巡り合わない。

凄い!とか、綺麗!!とか、面白い!!とか、感動を覚えるとかそういうのは多々あるんだけど、でも、えっ?ちょっと待って!!!ちょっと待って!!って他のものをすっ飛ばしてそこに向かう絵ってのは、なかなか無いでしょう?

とりあえず順番通り見て順番が来たらそこでみようってな感じでは無いだろうか?だいたいそうだと思うんだ。

この襖絵は、"舟出"という作品。

"凪"共々、染色作家・鳥羽美花さんの作

本当に凄いと思った時って、余計な言葉が出てこないんだなと。この時何を思ったのか正直覚えてなくて、長ったらしい感想とか要らないというか出てこないというか。

写真じゃそれはわからない。

実際に肉眼で見ればわかる恐らくああ、なるほどね...と、わかるかと思う。


鳥羽美花さんについて知りたい方は、こちらのオフィシャルサイトをご覧下さい。

www.toba-mika.net



外国人観光客(オーストラリアから来たって言ってた。)の方が、一生懸命写真撮ってて、何を撮ってるんだろうって思ったら、

あ、いたいた
ふくよかな方が....(笑)



建仁寺も鶯張りの床で、キュッキュという音が楽しめます。本当は、防犯上の音なんですけどね(^_^;)



こちらも迫力があります。
海北友松作の障壁画です。安土桃山時代〜江戸時代に活躍した絵師。

この障壁画は、実はキャノンが技術を駆使したデジタル複製なんですって。本物は重要文化財として京都博物館に保管されています。

デジタル複製とはいえその技術は素晴らしいですよ。流石キャノン!!


どの位置から撮っても光っちゃって撮れんかったわぁぁぁ!!

デジタル複製といえば...こちらの俵屋宗達
作の国宝「風神雷神図屏風」もキャノンが製作したものです。


web.canon.jp


本物は、同じく京都博物館が保管しています。琳派で最も有名で、現在までで様々な作家が、ジャンル問わずこの風神雷神図屏風のオマージュ作品を製作しています。

最近だと、スターウォーズの風神雷神図屏風が清水寺で公開されたのも話題になったのが記憶に新しいですよね。


news.livedoor.com


トレスだ、パクリだ、著作権がやれなんだ!!と、最近やたらと耳にするご時世ですが...この風神雷神図は、歴史上でもかなりの絵師達がこの作品に挑み続けてきた作品なんじゃ無いでしょうか。


尾形光琳、酒井抱一から始まり、近年だとスーパーマリオにヒグチユウコに、大友克洋...そして、昨年のスターウォーズ。

なんだかんだ騒がれるのは、これは自分が考えた自分の作品です!!と、言ってしまうのが問題で、初めから公言していればそこまで、騒がれなんじゃあ無いの?と。ただしそのオマージュ作品が自分の代表作になる事は無いのをキモに命じなくてはならないですけどね。(この風神雷神図屏風に関してはもう世界的に知られてるものなんで自分の作品です!とか言っても、は?アホなんじゃねーの?になりますけどね(笑))


私も創作活動をしている人間なので、ここら辺は難しい問題なのですが、じゃああなたの作品パクって良いの?って話になるわけですが、二次創作物としてその作品の経緯を知った上でオマージュしてくれるなら問題は無いですけど、その殆どがそうでは無いのでたまに苦言するだけの話なんですよね、と、いう話。


粗探しをして汚名を着せてやろうとする輩は置いといて、オマージュ作品であると公言すれば、それは立派な作品になる。あくまで、二次創作としてだけど。


オマージュされた側の器の大きさもあるとは思いますが、オマージュされた作品は、そこで、それより上になるものは無く、頂点に君臨するものだと思っています。


琳派という画派がここまで大きく広がったものも江戸時代から様々な絵師達が、その技法を真似て"挑み"続けてきたからであると。


ちょっとスイッチ入って語りまくっちゃいましたけども、風神雷神図屏風は、機会を逃してしまって本物は目にする事ができていませんが...様々な人々に今も昔もこれからも、挑み続けられていく国宝である事だろうと思います。


私ももっともっともっと精進して死ぬ前までに挑めたら良いのだけどね。今はまだその実力は無いので挑めない。とてもとても恐れ多すぎて。




まぁ、オマージュ関連には色々意見あるかと思いますが、十人十色ですのでこれは私の考えって事でとどめていただけると幸いです。



双龍図編に続く!!


それじゃ!近々!